ルシアー日比伸也氏の手工ブランド、Crescent Moon by Tone Wood Old Fashion Custom Modelの入荷です。愛知県日進市のトーンウッド工房の主宰 日比伸也氏の手工ブランド『クレセント ムーン』。拘りの上質な材を惜しみも無く使用し熟練の職人が手間を惜しまず製作され、フィンガー系の巨匠 ステファングロスマン氏やギタリスト 打田十紀夫氏の所有で多くのレコーディングで愛用されております。
トップは長年シーズニングされた稀少材が使用され、トップには木目の詰まった稀少なシダー単板が使用され、またサイド＆バックには稀少なハカランダ単板、マホガニーネック、エボニー指板、ハカランダ・ピンレス・ブリッジ、木象嵌ロゼッタ、バインディングには玉杢のメイプル材が使用され、手間を惜しまず丁寧に製作されたカスタム・ギターです。
サウンドはクラシカルなコンパクトボディーながらノンスキャロップドXブレイシングが採用され、締まりの有る伸びやかな低域に、トーンバランスに優れた粒立ちの良い音抜けと、倍音豊かな煌びやかで艶やかな高音域が心地よく響きます。弦長がショートスケールで製作されており、力強いストロークなどには向かないと思いますが、フィンガープレイや、軽く爪弾きながらの歌伴奏などには最適かと思います。またピンレスブリッジでボールエンドも牛骨で強度を保ち絶妙なテンション感があり弾きやす設定されております。
状態はペグのメッキの曇りなどは見られますが、さすがゴトー製でチューニング等はスムーズで問題ありません。トップは僅かな日焼けと光に翳して分かるくらいの磨き傷と極軽微なダメージぐらいでクラック等の木部の割れなども見受けられません。サイドに薄く白濁が見受けられますが、傷や打コンは少なくハカランダ材の杢目も確認できます。バックは目立つ傷や打コンも見受けられず板目の妖艶なハカランダ材も魅力です。ネック裏も綺麗で演奏性も問題ありません。またネックヒールのピン打ちやピックアップの取り付けも履歴もありません。弦長約632mm、ナット幅約43mm、弦高は12F6弦で約2.3mm、1弦約2mmでネックの元起なども見受けられえずプレヤビリティも良好です。オリジナルハードケースも付属しています。中古市場でも滅多の出ないハカランダ材を使用したカスタム・モデルです。価格高騰が続くハカランダ仕様のお買得品です。是非この機会にご検討を頂ければ幸いです。

Bridge ハカランダ