国産のアーチトップ・ギターとして現在も人気の衰えない希少モデル、Chaki P-3 Archtop Guitarの入荷です！　1947年の創業以来、弦楽器制作で知られる京都の老舗ブランド 『Chaki』。本器は名工 辻四郎氏がChakiに在籍中に製作された初期モデルで、内田勘太郎氏が使用されている P-1モデルも誕生した時期になります。また本器は初期のピアックギターのスタイルで、象徴的なf-ホールも少し大きく制作され、勘太郎氏のP-1同様の0-フレット仕様の初期モデル。ヘッドにはインレイ・ロゴが採用され高級感があり、ペグもオリジナルを保っており、ボディは美しいフローレンタイン・カッタウェイにワイドなホワイト・セルバインディング採用されております。トップはスプルース単板材を手工の削り出しで製作されており、エッジからトップまでのアーチは芸術的な美しさが有り、サイドはラミネート・メイプルですが品の有るトラ杢材で、バックはアーチドカーブも美しい虎杢のメイプル材が使用され、指板は縞黒檀？、メイプル３Pメイプル、ブラックピックガードの代表的なモデルです。
サウンドはラウンド弦ではゴロンとした少し荒めの鳴りですが、キレのあるパーカッシブなエッジの効いた張りの有る独特な鳴りも魅力で、スライド奏法での躍動感のある鳴りは憂歌団などではお馴染みの泥臭くもギターが叫ぶ鳴りも魅力です。またフラットラウンド弦などでジャズやブルージー演奏など歌伴奏も含めオールマイティに楽しめる逸品です。
状態は年代から考えれば使用感も少なく、ペグはメッキの曇りなど有りますが当時のオリジナルを保っております。トップに僅かに塗装のチェッキングは見られえますが酷く目立つダメージや修復歴も見受けられず、サイドも目立つ傷や打痕も見られず。バックには小さな打痕と線キズが見られますが、木部の割れやクラック修理歴も無く、ネック裏も綺麗で演奏性も問題ありません。フレットも極端な凹みも見られず７分目程度は残っていると思います。ネット幅約42mm、弦長約645mm、、弦高は12F6弦で約2.5mm、1弦約2mm程度にセッティングされていますがサドルが可変式で微調整も可能でネックを含めプレイヤビリティも良好です。
汎用ハードケースも付属しています。中古市場でも初期モデルは玉数が少なく今では滅多にお目にかかれません。お探しの方は是非この機会ご検討を頂ければ幸いです。