S.YAIRI YD-401 輸出モデル / Original Peg・Solid Spruce Top・Mahogany Side and Back・Tortoise Color pick guard・For Export Label【With Hard Case】1977年製
希少な400シリーズの輸出用モデル、 S.YAIRI YD-401の入荷です!矢入楽器製造は矢入貞夫氏によって1938年に名古屋で創業され、マーティンギターを手本し国内のアーティスト、谷村新司氏や井上陽水氏など著名なミュージシャンに愛用され、アイルランドのローデンやモーリス楽器製造などの同業他社のOEM製造も手掛けた日本のギターメーカーとしては最も歴史のあるブランドです。本器はスプルース・トップ単板を使用し、サイド&バックにはマホガニーを採用したジャパン・ヴィンテージです。オリジナルS.YAIRI刻印入りチューナー、ドット・ポジションマーク、べっ甲柄ピックガード、ローズ指板と&ブリッジ、ローズブリッジピンとシンプルながら玄人好みのルックスです。本器はシリアルナンバーから1977年製ですが、1983年に海外へ輸出目的でラベルが貼られ、ヘッドのトラスロッドカバーはダミーでネック調整用ロッドは装備しておりません。1977年製のYD-401の在庫を倒産直前に輸出モデルとしてのラベルとダミーロッドカバーを装備した珍しいモデルです。
サウンドはオールドマーチンを意識した枯れた透明感の有る鳴りにノンスキャロップの野太い低域と枯れて乾いたブライトな音抜けの良い中域に奥行きの有る高音域のリバーブ感も併せ持つ矢入のヴィンテージ・サウンドです。状態はペグの金属劣化も僅かで輝いており、トップも軽い打痕程度は見受けられますが、酷く目立つダメージも見受けられず、この時期に良く見られる白濁も見られず、サイドやベック、ネック裏も綺麗で年代を考えれば美品コンディションを保っております。木部のクラックなど修復歴も見られず、フレットもローフレットで8分目程度は残っており、見る限りフルオリジナルを保っております。ネックヒールのピン打ちやピックアップの取り付けもありません。弦長約650mm、ナット幅約43.5mmで、この時期としては弦高も低く調整されており、12F6弦で約2.3mm。1弦約1.8mm、サドルの余裕も約3mm程度ありネックを含めプレヤビリティも良好です。派手に手書きされた汎用のハードケース付です。中古市場でも滅多にでない400シリーズのお買得品です!